ハイム通信
賃貸住宅経営において、時流適応は最重要ポイントの1つ STAY&WORK
求められる賃貸住宅は時流に適応したもの
セキスイハイムの賃貸住宅「ハイムメゾン」が、新しいコンセプト「STAY&WORK」を打ち出しました。長く続くことが確実になりそうな「WITHコロナ」時代を見据えた、時流適応した賃貸住宅です。
賃貸住宅経営を行う上で重要な事は、「いかに空室を作らないか」ということにつきます。
賃貸住宅経営の2大リスクといえば、「空室リスク」と「家賃下落リスク」ですが、空室がない状況つまり満室経営が続けば、家賃下落の可能性は極めて低いので、突き詰めれば「空室」をいかに少なくするかが決め手となります。そのために重要なポイントが、賃貸住宅が時流適応しているかという事です。
まず、これまでもこれからも入居者の方に受け入れられやすい賃貸住宅が持つ特性について考えます。
入居者の心をつかむ物件
近年の賃貸住宅における、入居者に興味を抱いてもらう物件のポイントは以下のようになります。
1)魅力ある外観であること
90年代までと異なり、現在では、賃貸住宅を探すほとんどの方がインターネットで物件検索を行うことからスタートします。検索して、不動産会社(賃貸客付け会社)に興味を持った物件を伝え案内してもらいます。このため、魅力ある外観、外構(門構え・植栽など)が求められます。
2)水廻りグレードは1段高く
ネット検索画面で外観・室内とともに必ず掲載されるのが、水廻り(トイレ、お風呂、洗面、キッチンなど)です。そのため、水廻り設備品のスペックは少しグレードが高いものにするといいでしょう。
3)セキュリティレベルが高いこと
いまでは当たり前になってきましたが、オートロック、インターホンなどが装備されており、高いセキュリティレベルは必須となっています。
4)収納が多いこと
ワンルームマンションなどでは、広さに限界がありますが、工夫を凝らして、少しでも多く収納スペースをとりたいものです。
時流適応が求められる賃貸住宅
こうした要因に加えて、賃貸住宅に求められるのは、「現在のトレンドに合っていること」です。新型コロナウイルスの影響は世界中に及び、経済だけでなく社会のあり方も変わりました。早く収束を望むばかりですが、しかしながらこうした変化は、かなり長期間続きそうです。
このため、これからの賃貸住宅では、
1)有害物質の持ち込み対策
非接触スタイル、外部に置いてある物の収納スペースなど
2)家事のストレス軽減
リモートワークとの両立を図る
3)おうち時間の楽しみを増やす工夫
庭やベランダの有効活用
4)在宅ワーク対応の間取り
といったことが「求められる要因」に加わりました。
一般的に、賃貸住宅には、1人暮らしや2人暮らしの方が多く住まれています。広い一戸建てですと、あまり悩まず、上記1~4の事を取り入れることができますが、賃貸住宅では限られた広さの中で、このような工夫をする必要がありますので、こうした事に対応できるハウスメーカーの商品を選ぶといいでしょう。
時流の変化に対応する賃貸住宅
賃貸住宅経営は30年以上に及ぶロングランです。
そのため、これからのスタンダードは20年後には、そうではなくなっている可能性もあります。そのため、間取りは可変性の高いものにしておくとよいと思います。
新たなトレンド、これからのスタンダードになることをいち早く取り入れた、「ハイムメゾンSTAY&WORKシリーズ」に期待が集まることでしょう。
執筆者一般社団法人 住宅・不動産総合研究所